エーレボ建築設計事務所

■住宅デザインの専門家■

すまいを考える

ヒートショック

普段生活している住まいで起こる不慮の事故死ってどのくらいあるかご存知でしょうか?

家庭内事故死でネット検索してみると、こと高齢者にとっては交通事故死よりも圧倒的に多い事がわかります。

死亡原因で注目すべきは「溺死」が多い事です。

ここまでは結構前から言われていた事なので、自分もよく知っていました。
対策として以前から浴室内暖房をクライアントにはお勧めする事が多く、採用するケースが増えてきています。

で、ここから先は知らなかったのですが、高齢者の入浴死は世界的にも多いものなのか?という疑問。

健康維持増進住宅のすすめ


によると、WHOの調査によれば75歳以上高齢者の溺死率はアメリカや欧州と比較すると、日本は実に20倍以上の高確率となっているそうです。

原因として、日本人は熱いお湯に肩まで浸かるという習慣の差異もある様です。

しかし私が一番驚いたのは、欧米での浴室暖房普及率がほぼ90%以上であるのに対し、東京周辺で5%程度、福岡では3%という事。

ヒートショックによる浴室内の溺死が多いと言われている中でこの普及率は、住宅設計者として由々しき事態と重く受け止めています。

普及率が思いのほか上がらないのは、恐らく住宅取得者の年齢層が30〜40代が多く、健康管理に関する意識が比較的薄いのではないかという事。また、ヒートショック死が取り上げられる際「高齢者の死亡率」として取り上げられる為、若年層にとって、わが身に例えて考え難いという状況があるからではないかと思われます。

私自身も、コストを圧縮しなければならない場合、真っ先に浴室暖房は削ってしまう項目でもある為、反省せねばならないと思っています。

今後は新築はもちろん、リフォームでも必須アイテムとして浴室暖房は提案すべき。と、思う次第であります。

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長生きする人はどんな人?

先日行った健康維持増進住宅シンポジウムの、先生方の解説の中で最も刺激の受けた内容は、

学歴が高い

収入が増える

生活が安定する

健康3要素のバランス(食事、運動、睡眠)

社会的に孤立しない・コミュニティを持つ

前向きに生きる

健康

健康である要因として上記のような構造が分析結果として出ているそうです。

単に、学歴が高い→健康 や、高収入→健康

となっていない所がポイントで、最も大事なのは

・前向きに生きる

事なのですが、上記ルートを通る形が健康である人が多い、
と言うのは十分理解できる内容です。

では、上記全ての要素を満たすような生活が出来る住宅を
表現する事は可能なのでしょうか?

コミュニティや安定収入、教育といった要素は社会構造も起因している為、何とも難しい話にはなりますが、全ての要素を促すための住宅計画はやって出来ない事はないかな?なんて思ったりします。

但し、車でも家電製品でもマニュアルがあるように、健康促進住宅も箱を作って終わりではなく使いこなすためのマニュアルが必要です。というか、住みこなすための知恵が使用者に要求される事でしょう。

その為には、例えば義務教育の中に居住学的要素を挿入し、潜在的に使いこなせる知恵を身につける必要があると思います。

でなければ、健康な住まいは選ばれた人しか使いこなせなく、今の格差社会となんら変わらないものになってしまうと考えられるからです。

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